この記事では、縦型動画広告の台本を5つの型に分けて、そのまま使えるテンプレートとして紹介します。
- 結論:台本は「冒頭(フック)→本題→行動のお願い(CTA)」の3つで組み立てます
- 型は5つ。商材の特徴と、見る人の悩みの深さで選びます
- 各型のテンプレートは「秒数・セリフ・画・テロップ」の表になっているので、コピーして使えます
台本テンプレートを使う前に決める3つのこと
テンプレートに言葉を入れる前に、次の3つを決めておきます。ここがあいまいなまま書くと、どの型を使っても「誰にも刺さらない動画」になります。
- N1(エヌワン):この広告を見てほしい「たった1人」の人物像です。年齢・生活・今の悩みまで書き出します
- 1本で伝えることを1つに絞る:効果も価格も実績も全部入れると、何も残りません
- 尺(動画の長さ):15秒か30秒かで、入れられる言葉の量が変わります
言葉の量の目安として、ナレーションは15秒で約60〜90字、30秒で約120〜180字、60秒で約250〜350字とする整理があります(出典:0120.co.jp)。書いたら声に出して読み、時間を測ってください。
縦型動画広告の基本の骨組み
どの型も、骨組みは同じです。時間配分は、冒頭のフックが全体の10〜15%、本題が60〜70%、CTAが15〜20%という目安が紹介されています(出典:ZVA)。
| パート | 役割 | 30秒の場合の目安 |
|---|---|---|
| フック(冒頭) | 指を止める。「自分のことだ」と思わせる | 0〜3秒 |
| 本題 | 悩み→解決→根拠を順に見せる | 3〜24秒 |
| CTA | 次に何をすればいいかを具体的に言う | 24〜30秒 |
冒頭の作り方は冒頭2秒のフック6選で詳しく解説しています。
コピペで使える台本テンプレート5型
ここからは、上の骨組みに当てはめる5つの型を紹介します。セリフは例なので、商材とN1に合わせて書き換えてください。
型1:悩み共感型(いちばん汎用的)
見る人の「あるある」から入り、解決策として商品を出す型です。美容・健康食品・スクールなど、悩みがはっきりしている商材に向いています。
| 秒数 | セリフ(例) | 画 | テロップ |
|---|---|---|---|
| 0〜3 | 「〇〇って、△△じゃないですか?」 | 演者の顔アップ。困った表情 | 悩みを一言で |
| 3〜8 | 「私も□□で、ずっと悩んでて」 | 悩んでいる生活シーン | 具体的な場面 |
| 8〜18 | 「そこで見つけたのが〇〇」 | 商品を手に取る・使う | 商品名+特徴1つ |
| 18〜25 | 「☆☆なところが助かってます」 | 使った後の自然な表情 | 良かった点 |
| 25〜30 | 「気になる人は下のボタンから」 | 商品と演者 | 具体的な行動 |
ポイントは、0〜3秒の悩みを具体的な場面で言うことです。「肌荒れに悩んでいませんか?」より「マスクを外すのが嫌な日、ありませんか?」のほうが止まります。
型2:体験談(レビュー)型
実際に使った人が、自分の言葉で感想を話す型です。広告らしさが薄く、UGC風(一般の人が投稿したように見える動画)と相性がよい型です。UGC風についてはUGC風広告とはでまとめています。
| 秒数 | セリフ(例) | 画 | テロップ |
|---|---|---|---|
| 0〜3 | 「正直、最初は期待してなかった」 | 自撮り風。自宅など生活の場所 | 本音の一言 |
| 3〜10 | 「前は〇〇を使ってたけど□□で」 | 以前の困りごとを話す | 使う前の状況 |
| 10〜20 | 「これに変えて、△△になった」 | 商品を見せる・使う手元 | 変化のポイント |
| 20〜25 | 「☆☆な人には合うと思う」 | 演者の表情 | 向いている人 |
| 25〜30 | 「今なら〇〇だから見てみて」 | 商品+画面の案内 | 具体的な行動 |
「期待していなかった」「最初は疑っていた」という入り方は、見る人の疑いの気持ちを先に代弁できます。
型3:比較型
「よくある方法」と「この商品」を並べて違いを見せる型です。選択肢が多いカテゴリ(サービス・家電・アプリなど)で使いやすい型です。
| 秒数 | セリフ(例) | 画 | テロップ |
|---|---|---|---|
| 0〜3 | 「〇〇選ぶなら、ここだけは見て」 | 2つを並べて持つ | 比べるポイント |
| 3〜12 | 「普通は△△。でも□□が面倒」 | よくある方法の困りごと | よくある方法 |
| 12〜22 | 「これは☆☆だから、そこが違う」 | 商品で同じことをする | 違い1〜2点 |
| 22〜30 | 「詳しくはリンクから」 | 商品アップ | 具体的な行動 |
他社の商品名を出したり、根拠なく優劣をつけたりするのは避けます。比べるのは「よくある方法」という類型にしておくと安全です。
型4:ビフォーアフター型
変化の前後を見せ、「どうやったの?」と思わせる型です。見た目で違いが伝わる商材に向きます。
| 秒数 | セリフ(例) | 画 | テロップ |
|---|---|---|---|
| 0〜3 | 「1ヶ月前の私、見てください」 | 変化後を先に一瞬見せる | 結果の予告 |
| 3〜10 | 「このときは〇〇で悩んでて」 | 変化前の様子 | 当時の悩み |
| 10〜22 | 「毎日△△しただけ」 | 使っている手元・習慣 | やったこと |
| 22〜30 | 「同じ悩みの人はチェックして」 | 変化後の自然な姿 | 具体的な行動 |
美容・医療・健康の分野では、ビフォーアフターの見せ方に表現のルールがあります。台本の段階で表現を確認してから撮影に入ります。
型5:専門家解説型
専門職風の演者が、知識を短く解説する型です。スクール・士業・BtoBサービスなど、信頼が決め手になる商材に向いています。
| 秒数 | セリフ(例) | 画 | テロップ |
|---|---|---|---|
| 0〜3 | 「〇〇している人、実は損してます」 | 専門職風の演者が正面から話す | 意外な一言 |
| 3〜12 | 「理由は△△だからです」 | 図やホワイトボード | 理由を1つ |
| 12〜22 | 「だから□□を選ぶのが大事」 | 商品・サービスの画面 | 選び方のポイント |
| 22〜30 | 「無料で〇〇できるので下から」 | 演者+画面の案内 | 具体的な行動 |
この型は、演者の「らしさ」で説得力が大きく変わります。演者の選び方は演者の選び方ガイドを参考にしてください。
テンプレートを成果につなげるコツ
- 型は同じまま、冒頭だけを3〜5案つくる:本題を共通にすると、冒頭の良し悪しだけを比べられます
- CTAは具体的に:「気になる人は」ではなく「下のボタンから無料で資料をもらう」のように、行動を一つに決めます
- 画の指示を台本に書く:セリフだけの台本だと、撮影や編集で意図がずれます。表の「画」「テロップ」列まで埋めてから撮影に入ります
BUZZ MEETでは、毎月1万本以上の広告動画を分析し、その傾向をもとに型と冒頭案を組み立てています。企画・台本から撮影・編集まで一括でお受けしています(事業内容)。
まとめ
- 台本は「フック→本題→CTA」の骨組みに、5つの型のどれかを当てはめて書く
- 書く前にN1・伝えること1つ・尺を決め、声に出して尺を確認する
- 型を決めたら冒頭だけを複数案つくり、どの言葉が合うかを確かめる
「この商材ならどの型が合うか」から一緒に考えられます。お問い合わせはこちら
よくある質問
縦型動画広告の台本は何文字くらいが目安ですか?
ナレーションの量で考えると、15秒で約60〜90字、30秒で約120〜180字が一つの目安です。声に出して読み、尺に収まるかを確認してから画とテロップを決めると、編集でのズレが減ります。
テンプレートどおりに作れば成果は出ますか?
テンプレートは「抜け漏れを防ぐ骨組み」です。成果を左右するのは、誰に向けた一言を冒頭に置くかと、どの演者が語るかです。型は同じでも、中身の言葉は商材とターゲットごとに書き直してください。
1つの商材で何種類の型を使えばいいですか?
最初は2〜3型から始め、同じ型の中で冒頭だけを変えた案を複数つくるのがおすすめです。型そのものが合っているか、冒頭の言葉が合っているかを分けて確かめられます。
あわせて読みたい
